山梨大学・東京大学
University of Yamanashi, The University of Tokyo
宇宙情報科学研究室 🔭
Takahiro Iino Laboratory
山梨大学・東京大学
University of Yamanashi, The University of Tokyo
宇宙情報科学研究室 🔭
Takahiro Iino Laboratory
私たちの研究室は,目に見えない電波や赤外線を用い,高度なデータサイエンス・計算科学を駆使しながら,太陽系内の環境や46億年の歴史を紐解くことをミッションとしています.東京大学では2019年から,山梨大学では2025年から活動を展開しています.
地上や宇宙に設置された世界最先端の大型測器を用いて高精度のデータを取得し,誰も見たことのない太陽系の姿をこの目で目撃することを目指します.
高度なデータサイエンス・計算科学を駆使した技術開発を通じ,観測データから対象の化学組成,同位体比,運動速度,物性といった物理量を最大限に引き出し,シミュレーションを通じてその素過程を明らかにしていきます.
大気中の微量成分や同位体比の観測データから,大気中での化学反応過程に迫ります.
宇宙における生命はどのような環境でどのように生じるのか?その普遍的な疑問に観測・計算の両面から迫ります.
高精度な電波観測からは,大気の運動や温度の構造の情報を引き出します.
惑星・衛星の表面はどのような環境なのか?岩石の成分,粗さ,空隙率はどうなっているのか?高度な観測とデータ解析の両面から迫ります.
惑星ごとに大きく異なる大気成分は,どのような化学過程を経て今のかたちになっているのか?観測データを再現する化学反応シミュレーションが,そのプロセスを明らかにします.
Credit: (NASA/GSHC)
電波や赤外線の高精度な分光観測で得られるスペクトルから,対象の物理量を導出する手法が輻射輸送です.高速で信頼性の高い輻射輸送技術の開発により,観測分子の3次元的な広がりや温度構造までも明らかにすることができます.
数十基ものアンテナをひとつの巨大な電波望遠鏡として用いることで,アルマ望遠鏡はこれまでにない高い精度での観測を可能にします.新たな画像合成技術の開発と適用を通じ,誰も見たことのない宇宙の姿が見えてきます.
波長の短い電波の観測において,世界最高の感度と精度を実現.探査機に匹敵する高度な情報をとらえます.
地球大気に邪魔されやすい赤外線の観測において,宇宙からブレイクスルーを引き起こし続ける望遠鏡.
データサイエンス・科学研究用のAWSとも呼ばれる研究クラウドmdxを駆使した高速計算や大規模データ共有を行い,宇宙情報科学研究を強力に駆動します
データサイエンス・科学研究用のAWSとも呼ばれる研究クラウドmdxを駆使した高速計算や大規模データ共有を行い,宇宙情報科学研究を強力に駆動します.
2025.12.10: サイト更新作業を行っています.
2025.11.01: 飯野が山梨大学に准教授として(東大と兼任),高橋さんが兵庫県立大学に研究員として異動しました.
2025.09.09: The Astronomical Journal誌(IF = 5.1)にタイタンのHC5N分子上限値観測論文がアクセプトされました!
2025.07.28: 研究員の高橋茂さんによる査読付きプロシーディングスが公開されました!
2024.07.01: 高橋茂さんが特任研究員として着任されました!
2024.03.15: 「AI 等の活用を推進する研究データエコシステム構築事業 ユースケース創出事業」の公募研究に採択されました!
2022.12.01: 研究室に固体天体の専門家である高橋さんが着任されました(当面は国立天文台野辺山との併任)
2022.04.20: 「天文月報」に太陽系電波天文学の総説が掲載されました!
2022.04.01: 駒場2キャンパスに研究室を移転しました
2021.10.01: 学術変革領域(A)「次世代アストロケミストリー」の公募研究に採択されました!
2021.09.12: ICCSA2021に査読付きプロシーディングスがアクセプトされました!
2021.07.09: The Planetary Science Journal誌にタイタンの13C同位体比観測論文がアクセプトされました!
2021.04.01: 科研費「基盤(B)」に採択いただきました!分担者の方々と力を合わせて,いっそう研究に取り組んで行きます.
2021.03.10: 全ての査読付き論文に日本語の概要を付しました.
2020.10.01: ApJLに海王星HCN分子分布観測論文がアクセプトされました!プレスリリース,掲載メディア(毎日新聞,Yahoo!ニュース,マイナビニュース,sorae,アストロアーツ,ニュートンなど)
2020.04.01: COVID-19対策のため,余剰の計算機資源を活用してFolding at homeに参加しています.
2020.04.01: アストロバイオロジーセンターの公募研究に採択いただきました!
2019.12.31: ApJに論文がアクセプトされました!各種メディアにも掲載いただきました.日経新聞 日刊工業新聞 フォーブス(英語版)
2019.10.01: 補助金の項を更新しました(科研費「若手研究基盤形成支援」に採択いただきました)
2019.04.01: 東京大学情報基盤センターへ異動しました.
補助金の項を更新しました(科研費「若手研究」およびアストロバイオロジーセンター公募研究に採択いただきました).
2019.03.14: 東小金井グルメマップのページを作成しました
〒400-0016
山梨県甲府市武田4丁目4−37 山梨大学
新宿から特急あずさ・かいじで95分〜105分
甲府駅北口からバスで5分(毎時0分・30分発)